マネフォの事業者設定の「製造原価科目の利用」のチェックは要注意

(上の画像はもちろん架空のデータです。サンプルとして作成しました。)

 こんにちは、税理士の的場です。
 ゴールデンウイークが終わると、次の楽しみの目標って何かありますか。
 次の祝日って、「海の日」でしたよね、7月なので少し間が空いてしまいますね…。

 さて今日は、マネーフォワードクラウド会計の事事業者設定の「製造原価科目の利用」のチェックには要注意です。
 
 製造業を営まれている場合は、ここにチェックを入れることは全く問題ないのですが、該当しない場合は、チェックは入れないように細心の注意をしましょう。
 誤ってチェックを入れてしまって、「設定を保存」ボタンをクリックしてしまうと、もう修正ができなくなってしまいますので、元には戻りません。(後からチェックを外せなくなってしまいます。)
 わたしはこれをやらかしてしまいました…。

 色々と解決策を探しましたが、なかんかありません。
 マネーフォワードに問い合わせをしました。

 当事務所の担当者いわく、「製造原価科目にチェックを入れて保存をされると、いずれの対応を実施しても取消はできず、マネーフォワード側でも解除の処理が一切できない仕様」という回答であった。

解決策は?

 基本的には、解決策はない。
 解決策として、別の事業者を新しく作成する。
 既に、クライアントさま側で有料登録をされているため、マネーフォワード側での請求を取消していただき、新しい事業者を作成・有料登録をする。マネーフォワード側での請求取消は加入月の月末までが期限のため、切り替えをする場合はマネーフォワード側にて取消の手続きをしていただきます。

 または、上記のサンプル画像にあるように非表示設定で対応するかです。
 製造原価報告書の項目は表示されてしまうけど、試算表や損益計算書や貸借対照表には影響はなく、出力時にチェックを外して、製造原価報告書を除き出力が可能となります。
 そして、製造原価科目を利用しない場合は非表示設定をするという方法があるわけです。

 今後は気を付けたいものです。

 それではまた。