相続税の負担について
こんにちは、税理士の的場です。
今日は日本の相続税負担についてです。
カナダ、オーストラリア及び二ュージーランドには相続税がありません。
そしてアメリカには日本円で約17億円の基礎控除があリます。
いずれの国にも、港にはクルーザーやヨットがひしめき、内陸部では小型機が飛んでます。
アメリカのとあるマリーナでは、約1000隻のクルーザーが見受けられます。
残念ながら、日本中探してもこのような場所は見当たりませんね。
仮に15億円の資産があったら
先述した国での相続税はゼロです。
一方で、日本はというと15億円の遺産に対し、子供が2人の場合、6億6000万円の相続税がかかります。
一回の相続で残りが8億4000万円になってしまいます。
仮に20年後の孫の相続になると、3億1000万の相続税がかかります。
なんと残りが5億3000万円になってしまいます。
2回の相続、父から子そして孫と渡る間に15億円の遺産がほぼ5億円になってしまうわけです。
早ければ20年から30年で10億円も減ってしまうのであります。
ご存知のように、日本における相続税の支払いは、会社の株や不動産の売却にまで及びます。
その結果、企業の存続が危うくなることもあります。
相続税の負担がもう少し少なければ、資産の大部分がそのまま残り、子から孫に引き継がれ豊かな生活と会社経営、雇用もまた引き継がれものではないでしょうか。
それではまた。