今年も行ってきましたカムイミンタラ。

こんにちは、税理士の的場です。

今年も大好きな大雪山に行ってきました。(行ったのは7月末です)
わたしが一番好きな山です。
因みに、大雪山という山はありません。
旭岳・黒岳・十勝岳などの周辺の山々を総称して、あくまでも一般的に大雪山と呼ばれているに過ぎません

わたしが普段いる本州の山の森林限界は、富士山や北アルプスでは標高2500メートルくらい。
北海道は緯度が高く寒いため、森林限界が1000メートルくらいまで下がります。
日本で唯一、森林限界の上を走るのが旭岳ロープウェイです。
森林限界から上は、ハイマツのような低木と岩、高山植物の世界でもう最高です。

写真は、旭岳ロープウェイ姿見駅から旭岳裾合平往復コースの帰りです。
初心者向けの登山コースとしてガイドブック等にも載っていますが、決して「初心者向け」ではありません。
ロープウェイを使った場合、標高1,100mの旭岳温泉から旭岳の五合目にあたる標高1,600mまでを約10分です。

旭岳裾合平往復コースは、標高差もあまりなく、コースタイムも往復4~5時間で楽しめる登山コースです。
ただこのコースは7月でも残雪も多く、非常にぬかるみなども多い場所ですので、やはり「登山」という意識が必要ですね。

その裾合平は日本最大級のチングルマ大群落地として、夏の大雪山を代表する名所の一つです。
長い冬の間に積もった大量の雪が解けるのが7月。
ハクサンイチゲや可憐なエゾコザクラが顔を出します。
そして7月頃には一斉にチングルマの花絨毯が広がります、圧巻です。
(開花時期はわずか一週間ほどです。雪渓が残っているあたりは、もう少し咲いてます。)

わたしが好きな高山植物は、第一位チングルマ、第二位エゾコザクラ、第三位ニッコウキスゲです。

昔は、旭岳ロープウェイ姿見駅で長靴をレンタルできましたが、裾合平に行く場合は貸してくれません。
(1周1.7Kmの姿見の池散策コースのみレンタル可能です。)

また、雪が無くなっても毎年道迷いにより遭難救助という事があるコースなので、くれぐれもしっかりとした装備が必要です。

そしてヒグマ対策も。
わたしはベアスプレーも持って山に入ります。
高圧ガスで約10mの長距離噴射とういものです。
ギリギリまで待ち、噴射すると聞いているが、なかなかそんな上手くできるとは思えない…
(ちなみにガス缶や熊スプレーは飛行機に持ち込めません。常宿のオーナーがいつも貸してくれます)

日本一早い紅葉

なんと 8 月下旬から色づき始め、9月中旬頃には日本で一番早い最初の紅葉が見られることで人気の旭岳。
ありのままの自然が広がる旭岳の紅葉は、ロープウェイに乗り空中から眺めるのがおすすめです。
紅葉の大パノラマは息を呑む美しさです。

前回行った時はまだ少し早かったです…

そして裾合平は9月にはチングルマの綿毛と赤い紅葉の絨毯が広がります。
登山道の両脇に圧巻の景色が広がりますよ。

それではまた。
(ちなみに来年は旭岳とトムラウシ、そして利尻山を予定しております。)