債権債務の講義は経営者の方にも

こんにちは、税理士の的場です。

先日、大学での講義で「債権債務(さいけんさいむ)」についての教えました。
ぜひ自計化している経営者の方にも聞いて欲しかった内容です。

債務と債権の違いは以下のようになる。
「債権」とは、 他人に対して何らかの行為を請求する権利 です(債権をもつ人を「債権者」といいます)。
具体的には、購入した物を受け取る権利・利息の支払いを求める権利などが債権に該当します。
(講義では、債権の権と権利の権が同じだからそうやって覚えてと話している)

「債務」は他人のために何らかの行為をする義務です(債務を負う人を「債務者」といいます)。
(講義では、債務の務と義務の務が同じだからそうやって覚えてと話している)

債権債務の論点は、簿記の考え方の基礎を理解する上で非常に重要な部分です。
債権債務の論点には、簿記初学者の方には耳慣れない用語や考え方が多くあるためとっつきにくく感じるかもしれません。
これは経営者の方も同じだと思います。
似ているような言葉でも全くその意味が違う、正反対になることがありますよね。

自計化支援の際に専門用語は使いませんが、勘定科目は使わないと説明ができません。
その時にこの辺りの知識があるのと無いのとではやはり違ってきますね。

それではまた。