音を視る 時を聴く

こんにちは、税理士の的場です。

昔から影響を受けていた方、坂本龍一。
音楽的にもビジュアル的にも、結構影響を受けてきました。

 2025年3月28日で坂本龍一の三回忌を迎えます。
この世界に坂本龍一がいないことがなかなか実感できないのが本音です。

東京都現代美術館では、日本では初となる最大規模の個展「坂本龍一|音を視る 時を聴く」を開催してます。
昔住んでいた清澄白河のマンションのすぐ近くで、最近ではお洒落な街として紹介されています。
鑑賞者の目と耳を開きながら、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験をすることができます。

そして2024年末、Ginza Sony Parkが坂本龍一の音と記憶に包まれた10日間。
坂本龍一が遺したものを後世に繋ぐプロジェクト、「sakamotocommon GINZA」が開催されていました。

銀座にそびえ立つ地上5階、地下4階の建物が、丸ごと坂本龍一の遺したもので構成されています。
打ち放しのコンクリート空間を贅沢に使い、坂本龍一の遺した作品や活動を体感することができるプログラムは贅沢でした。

坂本龍一の知的財産を共有化するための一つの実践として、クラウドファンディングを実施中。
そして「sakamotocommon GINZA」の入場には、クラウドファンディングへの参加が必須となっていました。

sakamotocommon準備委員会(一般社団法人坂本図書)というのがある。
次世代を担う若い才能が坂本龍一の精神を継承し、未来へと続くクリエイティブなコミュニティを築くために、「sakamotocommon 」を設立し、坂本龍一の知的財産を公共的・文化的に活用し、未来へと残す活動を行っているようです。
目標金額は30,000,000円。

「sakamotocommon GINZA」は、ただの展示会ではありませんでした。
参加者一人ひとりが「sakamotocommon」の活動に賛同し、
坂本の遺したレガシーを共有し広げていくという、
全く新しい体験ができるプロジェクト。

4階の「Opera Piano」では坂本龍一が遺した演奏データを、本人所有のOpera Pianoで再生していました。
自動演奏機能により演奏された「Merry Christmas Mr.Lawrence」を聴きながら、この世界に坂本龍一がいないことを実感しました。

それではまた。