税金の払い方は色々ある

税金は自発的に納付するべきものだと私は思ってます。
だから振替納税やダイレクト納付はできるだけ勧めないようにしてます。
自分でeTaxとかeLTAXからネットバンキングやクレカで納付してもらってます。

※税金の払い方は色々ある by Sony α4+24-70mmF2.8

昔は、申告書に同封された、または郵送されている「紙の納付書」で納付をしていました。
すいません、今も「紙の納付書」は使われていますし、当事務所のお客様もご利用いただいております。
記入して、金融機関や郵便局の営業時間内に、行かなくてはなりません。
月末になると窓口が混んでいて、待ち時間も結構かかります。

源泉所得税の納付

圧倒的にネットで納税する方が良いです、おすすめです。
源泉所得税は、国税になりますので、e-Taxを利用します。

国税の場合、電子申告をしていなくても、電子納税が可能なんです。
ここで、国税の源泉所得税について少し説明します。

給与に関する源泉所得税は、原則として支払った日の翌月10日に納税しなければなりません。
ただし、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書を提出すれば、年に2回で済みます。
毎月納税しないで、年に2回(7月10と1月20日)だけ納税すればよくなります。

因みにこれは給与(税理士や弁護士報酬含む)に対する源泉所得税のみです。
外注費に対する源泉所得税は、この特例はなく必ず毎月納付となります。

e-Taxを利用する

ソフト版もありますが、圧倒的にWeb版が便利です。
WindowsでもMacでも使えます。(確かソフトはWindowsのみ)

e-Taxの開始届が必要になります。(ネットで提出できます)
その際に、暗証番号と納税用の確認番号を決めていただきます。

そして最後に16桁の「利用者識別番号」が附番されます。
次回以降は、毎回次のような手順で手続きをします。

①利用者識別番号と暗証番号でログイン
②納税額を入力(源泉所得税は、「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書」)
③送信
④メッセージボックス「お知らせ・受信通知」をクリック
⑤納税「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書」をクリック
⑥各種手続・サービスにあります、納付方法「インターネットバンキング」をクリック
⑦e-GOV電子納付で、金融機関の種別を選択
その後はウィザードの流れに沿って電子納付を行うことができます。

注意点として、一部のネット専業銀行では、ペイジーに対応していないと電子納税が行えません。

領収書(納付書の控え)も出ませんが、振込履歴が残るから問題ありませんね。

ダイレクト納付とは

ダイレクト納付とは、事前に手続きして、指定日に税金を引き落としで払うサービスです。
メリットは、振込処理が不要・ネットバンクとかの契約も不要です。

ダイレクト納付は、任意に引落日が設定できます。
自動ダイレクトは法定納期限(もしくは翌日)に引き落としされます。

個⼈法⼈ともに対象であり、利⽤開始に際してはダイレクト納付届出書を書⾯で提出します。
なお、個⼈の場合は、ダイレクト納付届出書の提出はオンラインでも可能です。

ダイレクト納付による納付方法は非常に簡単です。
e-Taxのメッセージボックスに格納された、申告のメール詳細にダイレクト納付のボタンがついてます。「今すぐ納付」か「日付を指定して納付」かを選びます、以上です。

2024年4月1日以降に法定納期限が到来する申告手続きについては、法定納期限内であれば、新たに「自動ダイレクト」による納付が利用できるようになりました。申告データを送信する段階で「自動ダイレクトを利用する」を選択することにより、申告データの送信と併せてダイレクト納付の手続きを行えます。

これにより、メッセージの受信後に行っていた「ダイレクト納付」の手続きが不要となります。

ともに残高には注意しないといけません。
残高不足により引き落としされず、延滞税など余計な税金がかかってしまうこともあります。