一攫千金はやめておけ

写真はお盆休みに家族と行った新潟のヒスイ海岸です。
それは、もちろんヒスイ海岸で一攫千金を目論みました。
直ぐに夢やぶれ、地道にお仕事を頑張ることにしました。

※一攫千金はやめておけ by iPhone 15 Pro

ヒスイとは

ヒスイ(翡翠、英: jade)は、古くから宝飾品や彫刻品として珍重されてきた美しい宝石です。
ジェイダイトのマグ(ファイヤーキング)をもっていますが、良い色です。

その名は中国語の「翡翠」に由来しています。「翡」はアカショウビン、「翠」はカワセミを指し、それぞれの羽根の色に似ていることから名付けられました。

ヒスイには主に「硬玉」(ジェイダイト)と「軟玉」(ネフライト)の2種類があります。
宝石として価値が高いのは、硬度が高く、光沢が美しい硬玉で、ミャンマー産が特に有名ですね。

東洋では特に人気が高く、古くから富や成功、長寿を象徴する縁起の良い石として扱われてきました。
独特の艶やかな質感と、緑、白、紫、青など多様な色合いを持つヒスイは、本当に美しいです。

ヒスイ海岸

新潟県糸魚川市にあるヒスイ海岸にヒスイが流れ着くことで有名です。
実はその上流にヒスイの産地があるからなんです。

糸魚川市内を流れる姫川の支流、小滝川の上流にある「小滝川ヒスイ峡」は、天然記念物にも指定されている国内有数のヒスイの産地です。

このヒスイ峡で、長い年月をかけて地中から地上に押し上げられたヒスイの原石が、雨や風によって川へと転がり落ちます。川の流れに乗って運ばれたヒスイは、長い旅の間に他の石とぶつかり合い、角が取れて丸みを帯びていきます。そして最終的に、河口から海へと流れ出し、波に打ち上げられて海岸に漂着するのです。

この自然のサイクルがあるため、ヒスイ海岸では運が良ければ、自分でヒスイを見つけることができるのです。
でも現実にはなかなか見つけられません。

それらしきものをいくつか見つけたので、詳しそうな方にお聞くしたら全部違いました…(毎日来ているようなベテランの方が特殊なスコップみたいなものを持って歩いてます)

素人は緑色の石を探しがちですが、白い石を探したほうが良く、乾いてもツルツルしているようです。
その方いわく「坊主(収穫がゼロ)の日はありません」と仰ってました。

一攫千金は何所得になるか

もしも一攫千金で、ヒスイ海岸で大きな翡翠を拾ってしまった場合、どうでしょうか。
実は、所得税法上、一時所得に該当します。

事業として行っていない、つまり継続性・反復性がないため、事業所得や雑所得には該当せず、一時所得として取り扱うのが原則です。給与所得や事業所得にはなりません。

一時所得(所得税法34条)
・営利を目的とする継続的行為から生じたものでない
・役務や資産の譲渡の対価でない
・臨時・偶発的な性質の利益

でもいきなり一時所得として課税されるわではありません。
拾っただけでは未実現利益なので課税されません。

ではいつ課税されるか、それは売却などで現金化した時点です。
実際に経済的利益を得た時点が課税時期になります。

一時所得の金額は、次のように求められます。
一時所得の金額 = 総収入金額 - 収入を得るために支出した金額 - 特別控除額(最高50万円)

一時所得は、上で算出された金額の2分の1が、他の所得(給与所得など)と合算され、課税対象となります。地道に仕事をするのが一番です。