飲食店の改善ポイントは

こんにちは、税理士の的場です。

最近は「おむすび」が人気です。
今やるなら「おむすび」屋さんですね。

人気店になるポイントの一つとしては、「体験できるかどうか」ということです。
テイクアウトで売上をあげることもよいですが、やはりリアルな店舗でしかできない「食を体験する」ことが大切です。

飲食業の改善ポイントはいくつかあげられます。
・自社の強み・売り・コンセプトの再定義
・売上は「席数×客単価×回転数(営業時間内)」で算出される
・ターゲット顧客分析、リピート率分析
・集客、マーケティング施策、広告宣伝費効果分析(SNS含む)
・主要取引先を肝としつつも、新規ビジネス、新製品開発のための事業開発、組織づくり
・FLR率の現状把握
・一般的な平均値と比べ、高比率要素の有無
・品質、売上を落とさず、高比率要素の改善
・スタッフ教育、人材育成

店の目玉商品を理解する

飲食店では立地が売り上げの約6〜7割と言われるほど売上に影響します。
その場所、ターゲットに即した営業が出来ているか。
その顧客層に向けたお店の売りとなる商品は何か。
これらを見直し、定義することで営業方法や次の施策が見つかります。

「席数×客単価×回転数」の集計

売上= 席数 × 回転数 × 客単価、ですよね。
意外と集計できている店舗は少ないです。
レジの会計データから集計できます。
ここから単価や回転数、月間の稼働日数を計算し売上の構成を確認します。
ターゲットの分析やリピート客を増やす施策を考えていきます。

「FLR率」の管理。

FLRとは、フード、レイバー、レントのことを指します。
原価と人件費、賃料のバランスを踏まえた価格設定になっているか。
飲食業での原価率は30%程度が適正と言われています。
FL(材料費+人件費)が売上に対して60%以内が理想です。
FLR(材料費+人件費+家賃)が売上に対して70%以内に抑えることが理想です。

いくら美味しくても原価が高くては利益が残りませんので、その状態が良いのか改善すべきかを検討します。
こだわるポイントは抑えつつ、見直せるところはどこなのか考えていきましょう。

それではまた。