ダイレクト納付利用届出書をオンラインで提出する完全ガイド

確定申告は、申告書を提出して終わりではありません。
期限までに納税を完了させて、はじめてすべての手続きが終了します。
この納税を最もスムーズに行える方法が「ダイレクト納付」です。

※ダイレクト納付利用届出書をオンラインで提出する完全ガイド by Sony α4+24-70mmF2.8

ダイレクト納付とは

「ダイレクト納付」とは、e-Taxで申告書を送信した後、あらかじめ登録した預貯金口座から、即時または指定した期日にクリック一つで納税ができる電子納税サービスです。

最大の特徴は、インターネットバンキングの契約がなくても利用できる点にあります。
金融機関や税務署の窓口へ行く手間が省けるだけでなく、振込手数料もかかりません。
また、税理士が納税者に代わって納付手続きを完了させることもできるため、納付漏れを防ぐ手段としても非常に有効です。

ただし、利用を開始するには事前準備として「ダイレクト納付利用届出書」の提出が必要です。
法人の場合は書面提出しか認められていませんが、個人の場合はオンライン提出が可能です。

オンライン提出には、書面にはない大きなメリットが3つあります。

〇審査期間の短縮: 書面では約1ヶ月かかるところ、オンラインなら約1週間で完了します。
〇銀行印が不要: 銀行届出印の押印や郵送の手間が一切ありません。
〇手続きの完結: PCやスマホから24時間いつでも手続きが可能です。

準備するものとして「インターネットバンキングの利用者ID・パスワード」または「キャッシュカードの暗証番号」を手元に用意して、次のステップへ進みましょう。

e-Tax(WEB版)での入力手順とポイント

それでは、具体的な入力方法を確認していきましょう。
まずはe-Tax(WEB版)にログインし、「申告・申請・納税」メニューからスタートします。

①届出書の選択 メインメニューの「申告・申請・納税」をクリックし、新規作成の「操作に進む」を選択します。一覧の中から「ダイレクト納付利用届出書」を見つけてクリックしてください。

②注意事項への同意と内容入力 最初に表示される注意事項を読み、同意のチェックボックスをクリックします。次に、申込内容を入力していきます。氏名や住所などは、税務署に登録している情報と一致させる必要があります。住所が現在の申告納税地と異なる場合は、「申告納税地」欄に正しい住所を記載しましょう。

③金融機関の選択 利用する金融機関の種類(銀行、ゆうちょ銀行など)を選択し、具体的な金融機関名と支店名を指定します。この時、登録できる口座は「本人名義」の口座に限られる点に注意してください。屋号が含まれている場合は、フリガナも正確に入力します。

オンライン提出の場合、この入力後に各金融機関のサイトへ自動で遷移します。金融機関側での認証(本人確認)が必要になるため、あらかじめ口座番号や暗証番号がわかるものを用意しておくとスムーズです。

金融機関サイトでの承認と完了後の確認方法

e-Taxでの入力が終わると、画面は各金融機関の専用サイトへと切り替わります。ここからの操作は、各銀行によって細かな画面構成が異なりますが、主な流れは共通しています。

①金融機関サイトでの承認 みずほ銀行などの大手銀行であれば「お客様番号(利用者ID)」を入力してログインし、口座振替の承認を行います。インターネットバンキングを利用していない場合でも、キャッシュカードの暗証番号やメールアドレスによる認証で手続きができる銀行も多いです。画面の指示に従い、「口座振替設定」を完了させてください。

②手続き完了の確認 金融機関サイトでの操作が終わると、再びe-Taxの画面に戻ります。送信が完了したら、数日〜1週間程度待ちましょう。税務署での審査が完了し、口座の登録が完了すると、e-Taxの「メッセージボックス」に登録完了の通知が届きます。

③よくある疑問:税理士にお願いできる? 「自分で入力するのは不安」という方もいらっしゃるでしょう。ダイレクト納付は、税理士に代理送信を依頼することも可能です。その場合、税理士が納税者の利用者識別番号を用いて設定を行い、納付当日も税理士側で操作ができるようになります。

一度登録してしまえば、毎年の確定申告だけでなく、予定納税や消費税の納税も劇的に楽になります。
オンライン提出を活用して、スマートな納税環境を整えましょう。